活性酸素の発生原因
異物の侵入
細菌やウィルス、カビなどの異物がが侵入すると、白血球の中から活性酸素を出して撃退します。
紫外線を浴びたとき
紫外線やX線などは体の表面を通り抜けて、体内の活性酸素を刺激してもっとも有害な「ヒドロキシラジカル」を大量に発生させます。体の脂質を酸化させ、乾燥やシミ、しわ、アトピー性皮膚炎の悪化などを招きます。
ストレス
強いストレスを受けると、体内で副腎皮質ホルモンが分泌されます。身体が熱くなったり、胃が重くなっ たりといった、身体の緊張、興奮状態はこのホルモンによってもたらされます。一方、この状態を元に戻すために、副腎皮質ホルモンを分解する酵素が分泌されます。活性酸素はホルモンが分泌される過程、分解される過程で発生します。
激しい運動
激しいスポーツを行うと、呼吸量が増え、必要以上に酸素を体に取り込むことに なります。逆に必要なエネルギー量も増えるため活性酸素が大量発生しやすくなります。スポーツをするのであれば、ウォーキングなどの軽い運動を長時間行うのがおすすめです。
化学物質を取り込んだとき
加工食品や医薬品、農薬、殺虫剤、排気ガス、タバコなども体の中に入ると活性酸素を発生します。
【細胞の核で活性酸素を発生させるもの】
○農薬(パラコート) ○殺虫剤(スミチオン系) ○医薬品(殺菌剤・抗癌剤)
【細胞全体で活性酸素を発生させるもの】
○塩化化合物 ○トリハロメタン(ダイオキシン) ○PCB
○メチル水銀
○フェニルヒドラジド(抗結核剤)
○下痢止め抗生物質(クロラムフェニール)
○窒素酸化物(排気ガス・重油や石油を燃焼させた煤煙)
タバコやアルコールをのんだとき
お酒のアルコールも体内に吸収されると異物としてみなされ、肝臓で解毒されます。そのときに活性酸素が発生するのです。 タバコの煙にはタールやニコチンはもちろん、活性酸素の一種の「過酸化水素」も含まれています。タバコが肺に入ると、体の免疫システムにより活性酸素で撃退しようとします。そのため肺の組織はどんどん破壊されてしまうのです。