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5-11.ニキビができる原因:食品 |
ニキビは食生活とも深い関わりがあります。ビタミンの欠乏、脂肪や糖分の摂り過ぎはニキビを誘発します。
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ビタミンの欠乏:ビタミンA
●ビタミンAは皮膚にうるおいやツヤを与えてくれます。
●不足すると、肌は乾燥しがちになりカサついてきます。特に影響を受けやすいのは角質細胞で、硬くなってしまい、重症になると毛口角化症につながります。
●ビタミンAは熱に強く、脂溶性です。ニンジンなどの緑黄色野菜や肝油、バターにも多く含まれています。 |
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ビタミンの欠乏:ビタミンB
●ビタミンBは脂質代謝を活発にし、皮脂の分泌を適切にする働きがあります。
●ビタミンB2やB6が不足すると皮膚が脂性に傾きます。
ニキビの発生を促すばかりか、できているニキビの症状も
悪化させます。ニキビに限らず、ビタミンB群の不足は
皮膚症状一般や舌炎にも関わっています。
●ビタミンB2を多く含む食品→牛乳・卵・レバー・肉類など
●ビタミンB6を多く含む食品→胚芽・酵母・豚肉・豆類など |
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ビタミンの欠乏:ビタミンE&C
●ビタミンEは血行促進、皮膚の酸化を防いで過酸化脂質ができるのを防ぐ働きがあります。
●ビタミンCは毛細血管の血行を盛んにし、皮膚機能を正常
に保つ働きがあります。壊れたコラーゲンの修復に役立つ
のもビタミンCです。 |
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脂肪の摂り過ぎ
●脂質の生成に欠かせない栄養素ですが、過剰摂取は過剰生成につながり、皮脂のバランスを崩します。皮脂そのものが脂っこくなるわけですから、毛穴が汚れなどで狭められると、すぐに詰まりニキビをつくってしまいます。 |
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糖分の摂り過ぎ
●糖分は体内に吸収されるとエネルギーになって燃やされますが、消費されなかった糖分は脂肪となって体内に蓄積されます。脂肪の摂り過ぎと同じことです。さらに糖分は血糖値を上昇させるので、皮脂の分泌を促進させてしまいます。 |
ビタミン欠乏と脂肪や糖分の摂り過ぎがニキビの大きなポイントですが、大切なのはバランスの取れた規則正しい食生活をおくるということです。健康な体が健康な肌をつくります。 |
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タバコ
●胃の粘膜を荒らすばかりか、毛細血管を縮小させるので、ニキビなど炎症症状をきたしているときは皮膚が栄養不足になるので肌のためにはひかえた方がよいでしょう。 |
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アルコール
●適量であれば血行促進などの効果が見られますが、多量の飲酒は血圧を高めて皮膚が火照った状態となるのでニキビができやすい状態を招きます。また、アルコール分解のための肝臓がフル回転するので、結果的には皮膚機能に悪影響を及ぼします。 |
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